Arlington

Arlington Million - Gio Ponti

今年くらいの出走メンバーなら十分ではないかなと思われる。やはり北米の芝戦で100万ドルの賞金はかなりの魅力だし、それに釣られてGI馬が寄ってきているんだし。
内枠スタートの利を活かして最初の直線でPresious Passionが先手をとり、United Nationsの時のように大逃げの体勢に入った。その後ろではGloria de Campeao、Einstein、Mr. Sidneyが順に続き、その後ろでGio PontiとCima de Triompheが並び、Stotsfold、Just As Wellが最後方。Presious Passionの大逃げもあるが、後続もやや長く、Gio PontiとCima de Triompheが並ぶ以外は一列になって1コーナーへ。バックストレッチに入るとMr. SidneyがEinsteinの前に出るが、大勢は変わらず。バックストレッチ後半でPresious Passionのリードが無くなってくると後ろの馬群も詰まってきて、3コーナーでPresious Passionに仕掛けたのはMr. Sidney。そのままPresious Passionは4コーナーで後続に呑まれ、直線に入って先頭に出ていたのはMr. Sidneyの外を回したGio Pontiで、更に内埒沿いにStotsfoldが伸びていたが、これはGio Pontiに届かず。外から来たJust As Wellが最後にStotsfoldを交わして2着。Cima de Triompheは直線伸びず4着。以下Einstein、Mr. Sidney、Gloria de Campeao、Presious Passion。
今年の北米芝はGio Pontiということを示すレースになりました。Einsteinが芝でこういう負け方をするかというのもありますが、このメンバー相手の完勝ならば文句はつかない。
馬場発表はGoodで、Presious Passionのラップはそこまで速いものにはならなかったが、それでも消耗を強いた面はあるのかも知れない。完全に脚が止まったというわけでもなく、Monmouth以外だとこんなものということなのかも知れないが。

Beverly D. - Dynaforce

そんなわけで多少なりとも渋った馬場で芝牝馬戦などしようものならばDynaformer。
逃げたTizaqueenaの二番手からレースを進めたDynaforceは3コーナーからTizaqueenaに並びかけていき、直線に入ってもこの2頭で叩き合う。後ろからはAlnadanaが来て、大外からPure Clanが飛んでくるという展開の中、直線半ばでTizaqueenaに引導を渡したDynaforceが後続を封じきった。Tizaqueenaは人気薄ながら良い展開に持ち込み、最後にAlnadana、Pure Clanにも捕まったが、4着なら上出来ではなかったか。Alnadanaは3番手からの競馬でしたが、直線に入ってもDynaforceとの差が全く詰まりませんでした。Pure Clanは直線に入ってスピードが乗るまでちょっと手間取った印象。

Secretariat - Take the Points

3コーナーでBlack Bear Islandが先頭、その外からTake the pointsが並びかけ、直線に入ってこの2頭の叩き合い。一旦はBlack Bear Islandが抜け出しそうに見えましたが、最後にTake the pointsが巻き返してアタマ差の勝利。Giant Oakは勝負に絡めないまま7着に終わった。