ニュース拾い読み

English Channel and Candy Ride to Lane's End

先日Lane's End Farmに移籍が発表された直後のCandy Ride産駒のこの活躍というあたり、Farishはどういう星の下に生まれてるんだという気がしなくもなく。
Candy Rideを失うHill'n'Daleにとって痛手なのは同時に40頭からの繁殖牝馬と幼駒も引き上げられることになるという辺りで、何があったんだろうねえとか思わなくもなく。
しかしそこでLane's Endですかとも。English Channelが来年からLane's Endというニュースもついこの前出たばかりで積極的に動いているといえばそうなんですが、そこで話に出てくる種牡馬English ChannelにCandy RideというのはやはりLane's Endは特殊な趣味をしていると見てしまうところです。
English Channelに関してはこれによってSmart Strikeの二大後継CurlinEnglish ChannelがともにLane's Endでの供用となるわけで割と分かりやすいのですけどね。
現状のA.P. IndyKingmamboSmart Strikeの三本柱は種牡馬としても高齢の域に差し掛かりつつあり、Kingmamboはここ数年種付けが必ずしも順調とは言えない境遇にあります。脇でこれらを支える種牡馬にしてもGulchは言うに及ばず、Pleasant TapもLangfuhrもその辺りと同じ世代なのですよね。そして次の柱として期待を掛けられたMineshaftは満足な結果を残せず、Lemon Drop Kidにしても一旦落ちた評価を何とか回復しつつあるというレベル。2歳の段階でWar Passに手を出した辺りに焦りのようなものも見えたわけですよ。
Overbrookがディスパースするのを他人事とは受け止めていないでしょうね。Overbrook程極端な構成ではないので大丈夫でしょうけど、大物種牡馬が引退した後の影響ってのは常に考えなければならない立場なんだろうと。

El Prado's Twilight

こいつももう20歳なんだよなあ。
El Prado Slowing Down, But Not Done | BloodHorse.com
今シーズン受胎率が低下しているということです。4月中旬で受胎率76%ですからかなり落ちています。またスタッド側の話では他の種牡馬と同様種付けシーズンの後半には受胎率が低下する傾向があるということで、なかなか状況は厳しい。例えば2007年シーズンだと74/80という受胎率でしたし、それ以前も90%前後はあったのですし。
対策として種付けを一日一頭に制限しているようですが、直近の結果で5頭中2頭が受胎とのこと。それに伴って種付け予定頭数を減らす処置も執られています。現在までに54頭に種付け。これも近年やや減ったとはいえ80頭程度確保していたことを考えるとかなり減りましたね。
来シーズンについては健康であるなら種付けを続けるという方針のようですが、大幅に種付け頭数を減らす事になるんじゃないかなと。
El PradoはMedaglia d'OroやBorrego、Kitten's Joyなどを出していた2000年代前半が本当に凄かったのですが、ここ数年はその活躍にも翳りが見られるようになっていました。その一方で種牡馬入りしたMedaglia d'Oroが初年度からRachel Alexandra、Gabby's Golden Gal、Payton d'Oroといった風に次々に活躍馬を送り込んで、成功しつつあるといった状況ではあります。Medaglia d'Oroの場合は圧倒的に牝馬の活躍が目立つのは気になるところですが。

Time to go separate ways

Zayat, Romans Part Ways | BloodHorse.com
Zayat StablesがDale Ramons師との関係を解消。Eaton's Gift、Thorn Songら14頭が移籍することになった。Romans師が4年間のパートナーシップの終わりとコメントしています。
今預けている他の調教師のところに持っていくだけなのかなあ。それとも他に誰か捕まえたんだろうか。