Drug test; case of Steve Asmussen

Asmussen to Fight Six-Month Texas Suspension | BloodHorse.com
Asmussen師はLone Star Parkで2008年に出走した馬の尿検体から局所麻酔であるリドカインの代謝物(どうやらヒドロキシリドカイン)が検出されたとして、1500ドルの罰金と6ヶ月の資格停止を科せられました。Asmussen師側は即座に代理人を通してテキサス州競馬委員会にアピールを出しているようです。
問題となっているのは2008年の5/10にMaidenに出走して勝ったTimber Trickで、Asmussen師の法律顧問は血液サンプルの検査を要求しているようです。また、検出されたリドカインの定量データを要求していますが、テキサス州は検出されないことを要件としているので、ここに主張の対立があります。
'Zero Tolerance' an Issue in Asmussen Case | BloodHorse.com
Asmussen師は2006年にも局所麻酔のメピバカインの検出によってLouisiana州から6ヶ月の資格停止処分を受けています。このときは裁判には持ち込まず処分を受け入れていますが、今回はどうなるでしょうかね。Zero Tolerance Policyの妥当性を巡って争うというのはありかなとか思われたり。
最近の事例ではWait a Whileが昨年のBC後にプロカイン検出によってFM Turf3着が取り消されていますし、いくつか種類はありますが局所麻酔で引っかかるというのは多いのですよね。今回のリドカインは体内に残りやすい性質があるので不運といえばそうなる気もしますし、これで6ヶ月の資格停止は納得いかないといった立場はあるかなと。
Wait a Whileの事例と異なるのは投与したこと自体を認めるコメントも出ていないという辺りか。ここはどうなんだろうと思う。
基本的にこういったものは使用のガイドライン的なものはあるはずですが、判断はそこではなくて検査結果だけに依存して良いとは思っているんですね。ただ、そこでゼロにならなければいけない、検出されてはならないかというのはまた別で。閾値は試験による検出自体にも存在するので、ゼロに拘るのもといった辺りで。何らかの治療には必要な薬剤ですし、競走に影響を与えるレベルかどうかという判断があっても良いんじゃないかとか何とか。