Curragh

Irish Oaks - Sariska

馬場はSoft to Heavyで始まったが、Irish Oaksの時点ではHeavy。
この条件でPivotal産駒であるSariskaが3馬身差で勝つのは、Pivotal好きだから余計に変な感じ。キャラが違うんだよなあ、キャラが。ただ、負けたら負けたでこんな相手に負けるなよとか思うだろうから勝手なものですよ。
時計は2:45.84と馬場が悪化したなりの時計。EvensになるようなFavouriteならこういう条件でも負けてられないってのは確かにあったけれどね。
いろいろと茶化していますけれどもSariskaの母系を考えると12Fをこなすのはそうおかしな事でもありません。かなりステイヤーに寄ったところのあるファミリーなのでPivotalの様な形でスピードを突っ込むのは必要だったのでしょうし、それが牝馬に出た幸運もあったかとは思いますが。
それにしても強いレースだったなあ。この結果で凱旋門賞のオッズがブックメイカーによっては6-1とこの時期のものとしてはかなりのものになりました。
主戦のSpencerもまだ5戦目なのにこんなレースが出来るんだぜなどと。とりあえず次走はYorkshire Oaksということになりそう。何年か前のAlexandrovaと同じだなあ。凱旋門賞に参戦するかどうかはまだ分からない。
2着はOxx師のペースメイカー役だったRoses For the Lady。Sadler's Wells × Rainbow Quest × Dancing Brave ×Dancing Shadowという見た目の凄い血統を持ち、近親にSpectrum、Conduit、Petrushka、Millenaryなど。Sunny Valleyのファミリーなのでその分岐からなら日本にもかなり近親が入ってきていますしね。そういった辺りでこの馬が本格化するとなれば面白そうなんだが、どう転ぶかなあ。今回は馬場に助けられての2着であるのは間違いないのだし。
3着がMidday。Epsomではアタマ差の2着だったが、今回は7馬身半の差をSariskaに付けられてしまった。こっちはHeavyの馬場もやや苦手としたよう。Sariskaよりぎりぎりでこなしていたような印象はあります。Cecil師のコメントからも完敗と。もうSariskaとはやりたくないということも言ってますね。次は10FのNassau Sとのこと。