その向こうの向こう側(渡辺祥智)
エピローグ。第一話以来の現代編。それはフタバの心の中に在り続ける。あの後オーリオールがどうなったのかということは究極的にはフタバには関係ないことで、キアラやベルベルさんやヴィリッドたちといたことをはっきりとではないにしてもフタバが憶えているということが重要なのだなと。気になること、放置されてしまったように見えることがいくつかあるけれどもこういう終わり方もありかな。あくまでもフタバの物語として捉えるとフタバの知ることの出来なかった結末は読者も知ることは出来ないくらいに。ずっと読んできたので、この最終回はぐっと来るものがあった。そういう意味では良い作品だった。
CROWN(中西達郎)
これだけいっせいに並べられてしまうとアレ感が飽和して、これはこれで良いかとすら思ってしまうから不思議なものだ。
EREMENTAR GERAD(東まゆみ)
足止め居残り組の話。まだ、バーグレットはリアクトせずに戦う。エンディー自身の戦闘能力が高いというのもあるんだろうけど、リアクトしないといけない状況まで行くと追い詰められたということになるのかな。ローウェンは育ちが良すぎるからなぁ。キーアも大変だなというところではあるんだが。しかし、あんなものが今更伏線として使われるとは…
Wチェンジ!!(松葉博)
とりあえず深間は"何が"見えたのか、具体的に語ること。しかし、インスタントに黒真希が出たり消えたりでちょっとつかみにくいところもあるなぁ。