・G Fantasy 10月号
最近また入手困難になりつつあるG Fantasy。発売日を間違っていて結構痛いネタバレを喰らってはいますが、そりゃまあよいかなというところで。いくつかの作品はもうまとめに入っている事もあって、重めの内容が多かった。ああ、それから、小山力也とか書いてあると、うたわれるものらじおしか思い浮かばないのは病気ですね。
何よりもクライマックスなのは分かっていたが、次が最終回となって驚きの現神姫。真咲兄さまはやはり死ぬ事によって救われたというところはあるんだが、その部分がかなり錯綜してはいましたね。真咲は千姫のための好機を作ろうと夜刀彦に斬られる事を厭わなかった。この男の最優先は千姫であって、いかに歪もうとそれだけは真っ直ぐに。久我は刺されたとはいえ、真咲の親友で真咲を助けて違う勝機を作り出そうとした。それは失敗したけれども久我は真咲に千姫を護る役割を返そうとしたとも言えるか。そして千姫はもう司狼がいなくなったと思い込んでいて、夜刀彦は中の司狼の最後の意志である真咲への殺意に感応して、真咲を殺そうとした。真咲は久我を庇って、そして刺されて死ぬ。好き勝手利用して、最後には邪魔になるからと刺したが、それでも真咲にとっても久我は親友だったのだろうなあ。最終局面で壱が介入した事で、ここで久我が生き残っているのは千姫にとって大きな事ではあるんだろうし、それは最後まで妹のための行動ではなかったかと。
阿佐ヶ谷Zippyもおそらくこれが最後のギャグパートかなあ。それの担当が東京ボンデージで、これまで一番出番の無かったロッキーかというところはあるが。大部分はディーの語りで、ほとんどの謎が明かされた。そしてディーはディーで自らを全うしたという事になるかなあ。
夢喰見聞は千寿の過去の核心部分に触れ、ひたすらに重く、陰惨な描写が続く。現実世界のほうも一二三が頑張るが月白にいいようにやられていく一方。
E'Sは今回はマリアとかレオニードサイド。ここに来てレオニードがかなり重要な情報を披露しようとしているというところではあるか。
救世主さまもこの展開だと一気に終幕がやってきてもおかしくないと思わせる部分がある。どうやら何が何でも救世主と支配者の戦いという構図を作ろうというのがアリアリ。しかし幻柳は何がやりたいのかと。
たまごのきみもなんかもうそろそろ終わりそうな雰囲気が漂ってきましたが、どうか。
で、全体的に重い話が多かったと言うのに、相変わらずバカ話で突っ走ってくれたククルカンに敬礼w。といってもこっちもこっちでとうとうバレタという内容だけに作品内での意味はかなり大きいはずなんだがなあ。とりあえずミリスの気苦労がまた増えそうですかね。
一方新連載の方ですが、なんだこれ。毎回思うんだが、この作者は趣味に走りすぎるというか、それしかないのが問題ではないかな。とりあえずギャグマンガと考えてよろしいか。どこまで真剣な設定なのかは知らない。とりあえずセイロンといっても種類は豊富ですよと。あと、茶葉がロイヤル・ドルトンなら、カップ類もロイヤル・ドルトンくらいのこだわりが欲しいですな。まあ、作者が知ってるブランド名並べてるだけな気もするんですけど。最初だけでも突込みどころ多いなあと思ってたんですが、ページめくったら続きを読む気が失せました。こんなものが連載とは…とっとと終われ。
ひとひら2巻
普段行かない本屋に寄ってみたら簡単に見つかりました。