白雪ぱにみくすは土曜に大阪に行くのでそのときにと思っていました。実際近所の書店では見つからなかった…

コミックブレイドブラウニー VOL.1

ではまず言い訳を聞こうか…。でも、5年くらい前でもしっかり憶えているものですね。そういやそんなシーンで止まってたなってのがあるし、こんな人いたなってのもあったし。箱田真紀さんは多少絵が変わったかなとも思いました。久保聡美さんの方は変わってないですね。とにかく続きが読めたことが何よりうれしい。

パンゲア・エゼル 5巻 / 浅野りん / コミックブレイドavarus

ライセの過去が徐々に明らかになっていくのですが、5巻最大の見所は描き下ろしのアレな4コママンガ。やらかしちゃってますくらいに。

パンゲア新装版 5巻 / 浅野りん

どちらも5巻の表紙にはシコウ。並べてみると5巻だけ異質なんですがw。でもこれで本棚に揃ったデザインで綺麗に並ぶぜ。

JCあたりの海外招待馬の件

ダートに関しては阪神の右回りという条件で北米からGI馬2頭を含む3頭なら御の字といった印象。その目玉のMast Trackが出走回避となったのは残念というか不運だったねくらいにしか思わないので、この結果でもって海外馬なんて招待する価値は無いといわれるとちょっと待てくらいには思うのですよ。Frost Giantの勝った今年のSuburban Hは極めてレベルが低くて、Frost Giant自身115ポンドしか背負ってないし、来年はGII降格の憂き目にあったくらいなんですけど、それでも北米のGI馬であることは否定されないし。そして結果といっても検疫などが必要な国外遠征に出て1戦だけのレースと考えるなら惨敗そのものを責めるのは酷でしょう。そんなことを言い出したら今年ヴァーミリアンはドバイでどうだったのよとかなってきますし、その辺りの議論はその馬が積み上げてきた実績をベースにされるべきかなと。南カリフォルニア三場のそれぞれのビッグレース、Santa Anita H、Hollywood Gold Cup、Pacific Classicを勝った馬の1頭でも連れて来られるなら捨てたもんではないですし、今後もこれくらいのレベルを維持して貰えたらと。日本の競馬スタイルへの適性とかそういった部分については国際招待レースはその違いを愉しむのが醍醐味の一つではないかな。
そしてターフ。香港国際催事があるから来てくれないというのはちょっと乱暴な議論。海外の陣営が香港を選ぶ最も大きな原因は日本馬の強さです。
いくら招待します、賞金も高いですよと言ったところで、賞金なんてのは上位に入らなければ貰えないのだし、同じ程度の賞金のレースならば香港の方が与しやすいという判断が一番大きいのですよ。
JC創設初期の80年代はアメリカ3勝、日本2勝、アイルランド、イギリス、フランス、ニュージーランドがそれぞれ1勝と海外馬優勢であり、90年代に入って日本5勝、イギリス2勝、アメリカ、オーストラリア、ドイツがそれぞれ1勝と拮抗します。2000年代に入ると日本が7勝となり、イタリアとイギリスが1勝と海外馬が通用しなくなりました。
2000年はFantastic LightとReve d'Oscar、2001年はGolanとPaolini、2002年が再びGolanとBright Skyと来日していてFalbravとSarafanにワンツーをなさしめました。2003年はIslington、Johar、Ange Gabriel、2004年はPowerscourtとWarrsan、2005年にもWarrsanがいて、Ouija BoardBagoAlkaased、Better Talk Nowと豪華です。2006年にOuija Boardが再来日し、2007年にしてもArtiste RoyalとSaddexがいるなら悪くはありませんよ。それでも勝てたのはFalbravAlkaasedだけであり、他にはOuija Boardが通用したくらいでしかないというのは海外の陣営の遠征意欲を挫くに十分なのではないかと。
だからJCに海外馬を呼ぶにはどうしたら良いかという問いに対する最も簡単な解答は日本馬が弱くなればよいということになります。ただ、そんな事は受け入れられませんよね。
これに比較して香港ではHong Kong CがGIに昇格した1999年以降でフランス、マクトゥーム家、香港がそれぞれ2勝で日本、イギリス、アイルランドからも勝ち馬が出ています。ここ数年はVengeance of RainやViva Patacaが頑張ってますが、海外馬優勢な状況はしばらく変わりそうにありません。Vaseは2000年からがGIですが、Borgiaに敬意を表して1999年から集計するとフランスとイギリスが4勝と日本1勝といった具合で香港調教馬の出番はありません。特に近年は1頭か2頭の出走しかないのだから、まさに草刈り場。レース創設から見ても1998年にIndigenousが勝っただけなので、日本か香港か選択を迫られたら「勝てそうな」香港を選ぶのが理に適っています。
その辺りの事情を考慮せずに、香港の様にGIを1日にまとめて開催するなんて話をしても無意味です。