To the Top, Giant's Causeway

今年も残り20日を切って、Blood-Horse集計による北米リーディングのトップはGiant's Causeway。341頭という圧倒的な出走頭数にもモノを言わせて2位に着けるDistorted Humorに100万ドル以上、怖いSmart Strikeには200万ドル近い差を確保して、2009年のリーディングサイアー獲得は確実でしょう。世代あたりの種付け頭数が毎年200頭近くと多くあること*1も理由ですが、一方でその半数が欧州など北米以外で走って稼ぐことが出来るのも大きな理由です。実際North American Earningsというカテゴリーで見れば僅差ですがA.P. IndySmart StrikeDistorted Humorに次いで4位にしかなりません。今年のGiant's Causeway産駒の獲得賞金上位はスズカコーズウェイ、Swift Temper、Ghanaatiと日本の賞金が高いのもありますが見事に日米欧と揃います。尤もBlood-HorseのSire Listでは日本の賞金は集計に入んねーですけど。
といった辺りで2001年に北米で種牡馬入りした連中はGiant's Causeway、Fusaichi Pegasusを筆頭に粒ぞろいで、丁度今年のセカンドクロップサイアーが注目されたのと同じような状況でした。その後の変化も込みで各年のリーディング集計をまとめると以下のようになります。

Stallion2004 First Crop2005 Second Crop2006 Third Crop2007 General2008 General
Giant's Causeway4/$1,137,0261/$6,484,6731/$7,192,7054/$8,759,5412/$9,827,903
Fusaichi Pegasus3/$1,141,8992/$4,086,4046/$3,228,47078/$3,378,01437/$4,919,159
Lemon Drop Kid22/$375,45912/$1,884,4324/$3,806,44010/$6,531,84314/$6,439,582
Dixie Union7/$713,4617/$2,404,2129/$2,889,49750/$3,948,80063/$3,897,007
Stephen Got Even26/$317,8573/$2,978,43029/$1,507,89082/$3,343,68877/$3,654,620
More Than Ready6/$848,5575/$2,496,1652/$4,709,22133/$4,856,68222/$5,554,559
Bernstein11/$525,94726/$1,090,88628/$1,526,52146/$4,620,608
Successful Appeal1/$1,727,55715/$1,760,63316/$2,339,797147/$2,260,573113/$2,772,911
Yes It's True2/$1,432,8244/$2,798,4623/$4,603,52231/$4,910,91929/$5,251,870
Cape Canaveral5/$970,63319/$1,614,84017/$2,249,468149/$2,213,380
Precise End8/$709,2938/$2,205,42513/$2,609,892135/$2,361,439
Rossini9/$641,70732/$793,76048/$639,516
Running Stag10/$529,07213/$1,840,14014/$2,589,529130/$2,404,510
Vicar30/$278,9966/$2,417,11215/$2,410,059148/$2,259,083126/$2,581,814
Yankee Victor16/$416,9299/$2,086,90621/$1,967,575146/$2,271,168147/$2,233,873
Catienus15/$445,95110/$2,054,3097/$3,166,78519/$5,623,07772/$3,724,344
High Yield25/$329,77617/$1,692,1105/$3,337,62652/$3,910,53569/$3,752,406
Chester House23/$337,10516/$1,710,4928/$2,924,53811/$6,965,463
Chief Seattle27/$304,36131/$944,32210/$2,790,826112/$2,788,562109/$2,822,234
これだけだと何が何やらですので、表にしてみます。

作っておいて何だが、余計分からん。ではなく、Fusaichi Pegasusが3年目に失速し始めていること、Lemon Drop Kid、Catienus、High Yield、Chester Houseというあたりが着実に上がっていること、More Than Ready、Dixie Union、Yes It's Trueは上位で安定と言って良い成績というあたりでしょうか。2007年以降はGeneral Sire Listの数字から並べるしかありませんが、Giant's Causeway、Lemon Drop Kid、Catienus、Yes It's True、More Than Ready、Dixie Unionと並び、2008年はGiant's Causeway、Chester House、Lemon Drop Kid、More Than Ready、Yes It's True、Fusaichi Pegasus、Bernsteinとなりますか。Successful Appealなどを見ていると最初だけ良くてもなあとは思わされます。産駒の数が少ないことが影響してくるとはいえ。Chester HouseはVenturaが出ているのが大きいのかも知れませんが、3世代しか残せなかったのが惜しい種牡馬でしたね。
さて、2010年の種付け料が1万ドル以上と発表されているのは以下の種牡馬です、多分。つか、Stallion Registerで2001年種牡馬入りという条件にして検索をかけるとDixie Unionが出てこないのですね。

  • Giant's Causeway: 100,000ドル
  • Lemon Drop Kid: 35,000ドル
  • Dixie Union: 35,000ドル
  • More Than Ready: 30,000ドル
  • Bernstein: 25,000ドル
  • Yes It's True: 17,500ドル
  • Successful Appeal: 17,500ドル
  • Fusaichi Pegasus: 15,000ドル
  • War Chant: 12,500ドル
  • Catienus: 10,000ドル

獲得賞金の変遷をグラフにしてみる。

Bernsteinの2007年は150位以内に入っていないので不明です。Turf Sire Listには入っていて、芝での獲得賞金は497,327ドルで24%を占めているとのデータがあります。ここから逆算して2,072,196ドルくらいとは見切れますが、グラフに混ぜるのもどうかと思って止めにしました。Bernsteinがずっと伸びているのは産駒数が増えていることが原因とついでに書いておく。
何かもうGiant's Causewayすげえなとしか言えないか。
Lemon Drop Kidも伸びてるがこれは無理。Yes It's TrueとMore Than Readyは順当に産駒の数が増えた分だけ伸びたような印象ではあります。Yes It's Trueってもっとダメかと思ったけど、地味に稼いでますね。More Than Readyも同じだけど。
Fusaichi Pegasusはかなり悲惨に見えるし、実際北米での種付け料の変遷がそれを示していますが、オーストラリアと日本で賞金を稼いでいるので、集計範囲の広いThoroughbred Timesのリストだと6位なんですよね。北米以外で全く稼いでいないA.P. Indyより上だしな。
Dixie Unionは2008年がちょっと悪かったけど、今年は500万ドルを超えてるのでグラフの見た目ほど悪くはないですよ的なフォローも入れておいた方が良いかねえ。
2003年版もいずれ。もともとそっちからスタートしてるので。

*1:ただし、今年4歳だった2005年出生世代とその上の2004年出生世代は産駒デビュー前で種付け頭数が減った時期に該当