アメリカの芝マイルは去年中心的な存在となったCarl Spacklerが移籍で抜けてしまい、その分を古馬になったFormidable Manで埋めた形になった。去年調子が良かったJohannesも健在で西海岸の芝路線は充実しているといえる。出走馬のレベルは今年も欧州からの遠征馬が優位と見られているが、今年のレベルであれば北米芝マイルでも十分に対抗可能であろう。Godolphinで北米実績もあるNotable Speechが人気だが、その他の欧州馬は前走G1勝ちのSahlanとマイルで光明が見えたThe Lion In Winterといったところ。一方の北米馬は西海岸の重賞路線の2頭に加えて連勝でG1を取ったRhetoricalが出てくる。南半球の実績馬は南アフリカのG1を2勝したOne StripeとチリのG1馬Gran Orienteが出走予定。
One Stripe: One World - Silver Stripe by Silvano
H.Graham Motion厩舎、Juan J. Hernandez騎乗。
10戦6勝の4歳馬。南アフリカ産馬でG1 Cape Guineas後に古馬相手のG1 King's Plateを勝った。Kenilworthのオープン競走で6着の後、Graham Motion厩舎に移籍して前走はG1 Woodbine Mileで5着。
Notable Speech: Dubawi - Swift Rose by Invincible Spirit
Charlie Appleby厩舎、Wiliam Buick騎乗。
13戦6勝の4歳馬。
去年のBC Mile3着馬。今年はG1で上位に来るものの勝てないレースを続けていたが、前走のG1 Woodbine Mileで1年ぶりの勝利を手にした。
Sahlan: Wootton Bassett - Wasmya by Toronado
Francis-Henri Graffard厩舎、Mickael Barzalona騎乗。
6戦3勝の3歳馬。
フランス2000ギニーでは9着だったが、G3 Prix Daphnis勝ちから前走G1 Moulin De Longchampを勝った。
The Lion In Winter: Sea The Stars - What A Home by Lope De Vega
Aidan P. O'Brien厩舎、Christophe Soumillon騎乗。
8戦2勝。クールモアの3歳馬。
2歳の活躍馬でダービー路線で期待されたが、今年の前半は良いところがないまま終わった。
G1 Moulin De Longchampで3着に入ってマイル戦で復活の兆しを見せ、British Champions開催ではChampions Sにも登録していたがマイル戦のQueen Elizabeth II Sに出走して2着。これなら何とかと思わせるところには持ってきた。
この世代のCoolmoreの牡馬勢はフランスでHenri MatisseとCamille Pissarroがクラシックを勝ち、英愛のダービーはLambournでとって非常に好調と思われたが、シーズン終盤でまともに残ったのはDelacroixという状況になった。The Lion In Winterは当初もっとも期待されたが、距離延長に対応できずマイルでなんとかというレベルに落ち着いてしまった。
Program Trading: Lope De Vega - Dreamlike by Oasis Dream
Chad C. Brown厩舎、Fravien Prat騎乗。
9戦5勝の5歳馬。
G1 Hollywood Derbyの勝ち馬で去年はG1 Turf Classicを勝ったが、G1 Manhattan Sで5着の後出走せず、今年復帰すると前走のG1 Coolmore Turf Mileで2着。
Gran Oriente: Classic Empire - Oresteia by Verrazano
Jose M. Alvarez厩舎、Hector Isaac Berrios騎乗。
11戦3勝の4歳馬。チリ産馬。
チリのG1 Premio Club Hipico De Santiagoの勝ち馬。
Johannes: Nyquist - Cuyathy by Congrats
Tim Yakteen厩舎、Umberto Rispoli騎乗。
15戦9勝の5歳馬。
去年は西海岸の芝重賞を4連勝してBC Mileを2着。今年もG2 City Of Hope Mileを勝っての参戦。遠征は苦手で今年はG1 Fourstardave Sに出走したが9着に終わっている。同じ西海岸のFormidable ManがDel Mar Mileからの直行となったため直接対決がないままBC Mileとなった。
Formidable Man: City Of Light - Fanticola by Silent Name
Michael W. McCarthy厩舎、John R. Velazquez騎乗。
15戦8勝の4歳馬。
北米芝の路線を進み去年はG2 American Turf Sで2着、その後G2 Del Mar Derby、G1 Hollywood Derbyを勝ち、今年のPegasus Worldcup Turfで12着。今年の西海岸ではG1 Frank E. Kilroe Mile、G2 Eddie Read S、G2 Del Mar Mileを勝っている芝マイルの強豪。
Argine: Lord Kanaloa - Quatre Feuilles by Deep Impact
Mitsumasa Nakauchida厩舎、Lanfranco Dettori騎乗。
14戦7勝、日本調教の5歳馬。
G1 ヴィクトリアマイルを4着、前走はG3 クイーンS勝ち。
Jonquil: Lope De Vega - Jovial by Dubawi
Andrew Balding厩舎、Colin T. Keane騎乗。
8戦3勝の3歳馬。
今年NewburyのG3 Greenham Sを勝ってフランス2000ギニーに出走し2着。その後G2 Celebration Mile勝ちがあり、前走はKeenelandのG1 Coolmore Turf Mileで4着。
Rhetorical: Not This Time - Sheet Humor by Distorted Humor
William Walden厩舎、Irad Ortiz Jr.騎乗。
6戦5勝の4歳馬。ニューヨーク産馬。
今年ニューヨークで3連勝すると前走でG1 Coolmore Turf Mileに出走して勝利。
Gas Me Up: Hard Spun - Chic Thrill by Smart Strike
Kevin Attard厩舎、Jose L. Otriz騎乗。
9戦4勝の5歳馬。オンタリオ産馬でカナダのKevin Attard厩舎に所属している。
今年の出走はWoodbineの4戦で、G2 King Edward Sを勝ってG1 Woodbine Mileでは3着だった。
Qirat: Showcasing - Emulous by Dansili
Ralph M. Beckett厩舎、Rossa Ryan騎乗。
14戦4勝の4歳馬。
今年のSussex Sでは、それまでハンデキャップ戦への出走で同陣営のField Of Goldのペースメイカーとしての出走ながら逃げ切り勝ちで大金星を挙げた。その後はG1 City Of York Sを5着、G2 Prix Daniel Wildensteinを7着と重賞で通用していない。