RMB2014: Hampton, Himyar

Touchstoneの直系を継承する父系ということでまとめさせてください。

Hampton

種牡馬頭数2頭、種付け総数49頭。
この直系は北米では弱く、Hyperion直系のMr. Napper TandyとAcatenangoの仔であるMusketierの2頭の種付けが報告されました。Mr. Napper Tandyはイギリス産馬、Musketierはドイツ産馬といったところも状況の一端が知れるかと。
Mr. Napper Tandyはイギリスでデビュー後6戦して3歳の途中でアメリカに移籍しています。5歳でG2のSan Francisco Mileを勝っています。カリフォルニアのPacific Coast Thoroughbredsにて種牡馬入りしていましたが、どうもすでに死亡しているようです。
Musketierはオンタリオ種牡馬です。2013年は北米にAcatenango直仔の種牡馬が3頭活動していましたが、その数字がMusketierにまとまった印象です。36頭というのはその2013年の3頭の合計数より増加しています。2015年にはケンタッキーのCalumet Farmに移っていて、なんだろうねこれ?的な感じに。

Himyar

種牡馬頭数17頭、種付け総数345頭。
まとめてHimyarにしてしまうのはウイニングポストのせい。内実はBroad BrushHoly Bullに二分されます。

Broad Brush

種牡馬頭数9頭、種付け総数164頭。(-20)
Broad Brushの直系はIncludeとその仔が中心となります。ケンタッキーにはIncludeのみが残ります。Includeの仔が種牡馬入りしてきていますが、大物はおらず、全体としては20頭減らすような結果になっているので、厳しいことは厳しい。結局ケンタッキーのIncludeとニューヨークのEncausticの兄弟が支えていると言えそうです。

  • Broad Brush>Include (54), Encaustic (31), South Of Broad (17), Gold Brush (4), Maybry’s Boy (3)
  • Broad Brush-Include>Redeemed (37), Window Boy (12), Prom Shoes (5), Saturday Hero (1)

Holy Bull

種牡馬頭数8頭、種付け総数181頭。(-26)
Holy Bullの直仔種牡馬で支えられています。2013年にMucho Macho ManがBC Classicを勝ちましたが、Macho Unoも73頭と減らしてしまう状況です。メリーランドに移ったGiacomoもほぼ半減しました。
こういった状況なので2015年からAdena Springs種牡馬入りするMucho Macho Manに期待が寄せられます。種付け料15000ドルはやや高い印象も受けますが、2歳戦からまあ一級品と言っても良いキャリアは積んでいるのですよね。去年の現役最終年で実績を積み増せなかったのは痛いでしょうが。

  • Holy Bull>Macho Uno (73), Flashy Bull (29), Giacomo (21), Woke Up Dreamin (19), King Bull (13), Senor Eduardo (6), Love Bully (4)
  • Holy Bull-Macho Uno>Macho Rocket (16)