RMB 2013: Minor Lines - Buckpasser, Damascus, Ack Ack, Holy Bull, His Majesty and the rest

Buckpasser

種付け総数232頭、種牡馬頭数19頭。
Montbrookの後継種牡馬がある程度数字を確保していますが、ケンタッキーにはおりません。ケンタッキーにはSpend A Buck産駒のEinsteinがいる程度で、他はフロリダなど各地に散っています。複数のラインで残っているのがかつての繁栄の残照っぽくあります。

10頭以上の種付けを行った種牡馬

Damascus

種付け総数232頭、種牡馬頭数35頭。
Gilded Timeの後継は数を確保していますが、ケンタッキーで有力な種牡馬は存在しません。それ以外は種付け頭数一桁となっている種牡馬が多く、衰退が著しいという印象を受けます。
次代はGayegoに懸かっているといったところでしょうか。

10頭以上の種付けを行った種牡馬
  • Damascus-Timeless Moment-Gilded Time>Gayego, Early Flyer, Old Topper
  • Damascus-Eastern Echo>Swiss Yodeler, King Of Scat
  • Damascus-Eastern Echo-Swiss Yodeler>Swissle Stick
  • Damascus-Time For A Change>Time Bandit

Ack Ack

種付け総数184頭、種牡馬頭数8頭。
Ack Ackとか言ってもすべてBroad Brushです。数は少ないですが、Includeがそこそこの成功を収めているので、今しばらくは生き延びるでしょう。

10頭以上の種付けを行った種牡馬

Holy Bull

種付け総数207頭、種牡馬頭数15頭。
Mucho Macho ManがBC Classicを勝ったのでMacho Unoの人気は上がりそうです。Giacomoはメリーランドに移ってしまったので、今後はMacho Unoとその後継に掛かってきた状況で、まずMucho Macho Manが期待に応えられるかどうかですね。
Giacomoも40頭を超えていて少ないということはないのですし、メリーランドに行ってもAdena Springsの所有なのは変わらないですけど。

10頭以上の種付けを行った種牡馬

His Majesty

種付け総数239頭、種牡馬頭数14頭。
Pleasant Colonyの影響とAlbert The Greatの奮闘が見られます。
Pleasant ColonyPleasant Tapなどが種牡馬として実績を残し、現在ではPleasantly Perfectが支えていますが、状況は良くありません。
Tiagoは2013年が産駒デビュー年で9頭が出走して3頭が勝ち上がりとなっています。初年度種付けが60頭に対して、受胎41頭、産駒出生34頭、競走馬登録26頭、初年度出走9頭といったそれぞれの数字。受胎率がやや低いのではありますが、Named Foalの段階に半分も行ってないのですよね。
代わってAlbertus MaximusやNobiz Like ShobizというAlbert The Greatの後継種牡馬が繁殖を集めています。彼らがケンタッキーに残っているだけ、他のマイナー化した父系より踏ん張っているとは思います。

10頭以上の種付けを行った種牡馬

Tom Rolfe

種付け総数19頭、種牡馬頭数4頭。
Hoist The FlagからAllegedを擁したTom Rolfeはその本線がなくなり、Precocityの15頭が最多。

10頭以上の種付けを行った種牡馬

Princequillo

種付け総数73頭、種牡馬頭数10頭。
PrincequilloはMeadowlakeの子でDeer Lakeの19頭という数字があるのと、Round Tableからの直系でK One Kingが35頭という種付けをこなしています。
Round Tableの直系として確認できたのはK One Kingのみでしたが、毎年そこそこの種付け頭数を確保しています。ルイジアナにいたのですが、2013年のシーズン前にケンタッキーに戻っています。これまでのところ重賞を勝った産駒は出ておらず、ステークスウィナーも4頭というレベルですが2014年も2500ドルという種付け料を提示しています。

10頭以上の種付けを行った種牡馬

Surumu

種付け総数33頭、種牡馬頭数3頭。
SurumuAcatenangoの子が合わせて3頭種牡馬として北米で活動していますが、いずれもドイツ産の輸入馬です。SilvanoやSabiangoが北米の芝G1を勝って、北米でもドイツ血統への注目が集まった時期がありますからその残滓でしょう。
オンタリオにいるMusketierが23頭の種付けを行い健闘しています。Musketierは10歳までカナダを中心に走り、2013年から種牡馬入りしています。

10頭以上の種付けを行った種牡馬