Longchamp

Prix de l'Arc de Triomphe - Workforce

G1 芝2400m。
直線で抜け出したWorkforceとNakayama Festaのたたき合いは見応えがありました。関西テレビの中継実況ではNakayama Festaが一旦前に出たように取れましたが、どうかな。Workforceの方が後から馬群を割ったが、その馬群から2頭で抜け出た瞬間はもうNakayama Festaのわずかに前。そこから全く譲らないのが本場のDerby馬の底力だったかなと。19頭が固まっての展開になっただけに直線はいる前からごちゃついてその影響を受けるということはあったけど、あの程度ならまああるだろうというレベル。Workforceにしてもかなりやばい位置まで下げられたように見えたし、3着のSarafinaも不利は受けたしと、蛯名騎手がインタビューで語ったように上位は何かしら不利を受けて跳ね返して来たとは言えるのではないかな。
Workforceは来年現役続行の模様。Juddmonteだしそんなものかな。正直Derby Sと凱旋門賞を勝ったが、それだけしかないので種牡馬としてアピールするには物足りないのかも知れない。キングジョージの敗戦が足を引っ張るともいう。尤もあれからしっかりやり直して本番ぶっつけで結果を出したWorkforce陣営を称えるべき話でもあるのだろうが。
一方のNakayama Festa。宝塚記念のあとで遠征を決定して、現地で一つ使ってからの本戦。結果2着というのはEl Condor Pasaと同じなのだけど、該当年内についに日本国内で出走しなかった先輩とははっきり違っていて、それだけ凱旋門賞が近くなっていると言って良いのではないかと。

Opera - Lily Of The Valley

G1 牝馬限定芝2000m。
そして凱旋門賞の熱が冷めぬ中、こっそり2着に負けるStacelitaの姿が。Rouget厩舎のワンツー。勝ったLily Of The Valleyは今年4戦全勝で臨んでいた。G1は初挑戦だったが、G3を連勝してきて本格化したといって良かったのだろう。
Belmontではなくここに来たAntaraは最下位に終わる。今のLash Lashesにすら負けるとかもう何と評して良いか分かりませんね。

Prix la Foret - Goldikova

G1 芝1400m。
Goldikova、Paco Boy、Dick Turpinと平和な結果に終わりました。去年は取りこぼしたけど今年はそんなことはなかった。Paco Boyが追い上げてきたけど、余裕があった。この2年の欧州マイルはGoldikovaとPaco Boyの2頭で回していた感。あまり同じ舞台に上がらなかった両者のおそらく欧州最後のレースで良いものを見せて貰った的な。
GoldikovaはこれでG1 11勝。Miesqueの時代とはG1の数が違うので単純な比較は出来ないが。