北米は牝馬の明暗が分かれる結果。Zenyattaは127ポンドのハンデも問題とせず今年初戦も軽くクリアして順調そのものといった風ですが、ステープルメイトLife Is Sweetはその引退が発表されました。Dubai World Cup遠征に向けて調整されていましたが、13日の調教を終えて厩舎に戻った際に筋肉に痙攣が確認されました。それ以前にもこの症状が出ていること、万全な状態でなければ出走させない、そしてリスクを取りたくないというオーナーの意向もあって引退が決定と。Zenyatta不在のBC Ladies Classicを勝った馬として、現役続行となった以上はどこかでもう一度Zenyattaとも勝負するのだろうなと楽しみにしておりましたが、それは実現しませんでした。まー、しょーがないねとは思う。
さて、Rachel Alexandra。New Orleans Ladies Sは、とりあえず走らせてみたら調整不足だったという印象でした。なので1ヶ月も間隔が空かないレースでZenyattaとの勝負が出来る状態に持って行くのは困難という判断を陣営がするのは仕方ないでしょう。直接対決で負けた後になって調整不足でしたと言われても何だかなですし。
ただ、レースの開催予定を1週遅らせるという対応までさせておいてと思うところもあるのですよね。このためにいろいろと振り回された結果、実を得ることが出来なかったOaklawnの立場を考えると。Zenyattaだけでも走りに来てくれるんだからまだ良いかというところなのかなあ。ま、相手がどうあれApple BlossomはZenyattaにとってのCitation Challengeですしね。それだけでも十分な価値を持っていますし、何より無敗で達成できるかどうかでもあるのですし。
