Pivotals in SAF

ふと気になったので、National Horseracing AuthorityのStudbookで調べてみた。
産駒輸入ではなく、Sired North of the Line (SNL)として扱われる南半球繁殖シーズンに北半球で種付けを行って受胎中の輸入案件で8頭。産駒トータルだと30頭が登録されている模様なので産駒の輸入は22頭となりますか。
で、Pivotal受胎中という繁殖牝馬南アフリカへの導入はまず2005年に4頭あり、全てDrakenstein Studの手によるモノです。このとき産まれた4頭からPivotal Blueが出ています。Drakenstein Studは昨年Horse Chestnutを種牡馬として南アフリカに連れ帰ったところですね。わざわざPivotal付けて輸入してくるくらいだから、産まれた仔を繁殖入りさせるという目的がありそうなモノですが、Pivotal Blueは去勢されてるしその辺のさじ加減が分からん。同時に輸入されているLife Of Piなんかは去勢されずに現役。適度にハンデ戦で実績を積みつつある段階か。
続いて2006年にWilgerbosdriftの手で輸入されて産まれたのがNoordhoek Flyer。WilgerbosdriftはRight Approachを持っていますね。同じく2006年にはVarsfontein StudもPivotalに手を出してPivotal Supportという駒を得ましたが、こっちはまだ未勝利。去勢されている模様。Varsfontein StudはCaesourを持つ種馬場。Varsfontein Studは2007年にも同様にPivotalを受胎した牝馬を輸入しており、こちらはHarry Hallと名付けられていますがまだ未出走っぽい。2007年はもう一頭Sovereign Soundと名付けられることになる馬も輸入されていて、こちらも未出走。輸入したのはJust-in Stud。
端緒になったのはDrakensteinなんだろうけど、なんでPivotalだったんだろうね。ま、結果が出る前に複数のスタッドが追従したんだから、南アフリカでもPivotal自体の評価が高いのか。
Pivotal産駒ってKanekoがトルコ産だし、他にも産駒一覧を見ると産国がポーランドだのデンマークだのノルウェイだのと見えるので、そういった需要があるってことなのかね。しかしトルコ産馬がKaneko以外にも何頭かいるのな。