コミックREX 12月号

差し替えジャケットギータギータドラムか。

このこここのこ(藤こよみ)

先月号の宣言を巻頭カラーでやってしまったの回。流されているのも事実なんだろうけど、一応自身の考えもあってのことか。てか部長なのね、茉由子。でも部内で被服と調理にグループ分けするなら最初から別の部活でも良いんじゃないかとちょっと思ってしまった。新登場キャラは元気な女の子と。まだまだみんなそれぞれ知らない側面がいろいろと出てくるフェイズですかね。んで、学校生活の方でも微妙に油断し始めてますな。

Splash Red(坂野杏梨)

まなみさんはそれを社長に言ってしまったら、愛は母親の名前を使っていくしかないという判断をされるということに気付かないのだろうか。全体的に愛に入れ込みすぎているような感じで、どうにも対応する方向を間違っているよねえ。愛自身が自分が不利なことを分かった上で挑戦するのだから、終わった後のフォローをしっかりする方が重要じゃないのかなと。

える・えるシスター(邪武丸

酷い姉バカ二人。事態を悪化させていることに全く気付かないんだよなあ。一菜は他人のことなら良く見えるという典型だよなあ。ふたばちゃんラブの自覚はありすぎるほどなのに。

Neue Green(黒瀬浩介)

このまこまこは格好良すぎるくらいだなあ。間違われても仕方ないデスよねえ。笑いこけるりっちゃんが酷いけど。その誤解が解けたところで正しき百合世界にしか見えないのだけれど、よく考えたらアイドルにπタッチとか涼はどれだけ恵まれた環境にいるんだよ。トレーニングシーンの一コマではちゃんと真に胸があるように見えるけどなあ。

蒼海訣戰(納觥花丸)

十四期生卒業の日。本当に八島はツンデレだよなあ。

Innocent Blue(零壱)

ここだけオーディションの話に持って行ったなあ。愛や涼とオーディションで対決するということについて、一番怖れているようにも見えるんだけど、それでオーディションまでの対応というのは特に描かれず。サイネリアの問題ともう一つ別の何かで話の方向性がやや他の2作品とは違う方向に向きつつあるのかなとも。

かみあり(染屋カイコ)

パールヴァティと来たら妖怪喰っちゃ寝が即座に連想される世代です。つか、えらく軽く言ってるけど、「だいたい合ってる」からなあ。鬼子母神のデザインは良いなあ。担当の主張が通ったのだろうね。インドの神話はちくま学芸文庫で多少は読める。

ノイン(村崎久都)

ノインの真価発揮。マーナガルムには核があるのね。しかし宮杜は本当に…。No.9だからNeunね。ムラサメ研究所ですかいな。というかそれまでのナンバーはどうなっているのだろう。

エスペリダス・オード(堤抄子

エルハイアが忘れた事ってどの範囲なんだろうなあ。アルドの事は多少なりとも憶えているようだし、ナシラとかつて話した記憶もあるけど、シャウラの名前が出ない。大事なモノを失うということで、ティムサーフの言葉も忘れていたし、アルドのことも忘れるんじゃないかと思いましたが。その忘れたという自覚がある、あるいはナシラの状態を見てそういったことに思い巡らせる事が出来ているという点で、まだ解決される道は残っているのかなとは思われますが。真伝の唄はここでシャウラが目にしたという事に意味があるのかな、呪歌エスペリダスオードならば。歴史の扱い方は支配者としての正統性を得るためならば、エルハイアの判断も否定できないのですよね。その辺はアダ戦記での日下彦の台詞「必要があなた方に歴史の解釈を与えたのです」というあたりを思い出しました。今回エルハイアは改竄という手段を取ろうとしていますが、カルブからの手紙を受け取る前のジャムースなら反対はしなかっただろうねえ。今はジャムースもカルブが見たエルハイアの夢をある程度知ってしまっているからか。その結果がこれというのは悲しいなあ。そして、そういった意味でエルハイアがかつて持っていた理想を知るものがエルハイアの周りにはいなくなったか。