コミックブレイド12月号

一月遅れ。
新連載がこれから10タイトルあるということで、裏を返せばそれだけの既存作品が終了するということでもあり。今月はイノセンテイセスとばっちょんガールズが終わったし、EREMENTAR GERADも終わりは確定している。またパラドクスブルーは最終回カウントダウンか。タビと道連れもそろそろかとは思われるし。
今月から連載開始扱いになるレインは第二部ということにはなるが、コミック作業で1ヶ月休んでいただけとも取れ、数合わせといってしまえばそうかなとも。ここまでで予告に出ている8作品はレインと来月号からのイレブンソウル第二部の他はさっぱりという面々。最後の誰かは普通に東まゆみ先生がEREMENTAR GERADを終わらせて間に合いそうだが、それよりは木下さくら先生の方かねえ。

EREMENTAR GERAD東まゆみ

シスカ参戦。そうなんだよねえ、シスカって銃器使いまくるイメージが強いけど、実のところ格闘能力の方が高いんだよね。最初に派手にぶっぱなす事の方が多いからシスカを相手にして接近されても警戒は薄くて、余計に決まりやすいのだとは思われる。オルハもミサイルやらなんやらでエディルレイドプレジャーを倒せるモノかと若干舐めてかかってはいるのだし。そしてクーとレンは、クーが頑張った。レンはただシアに会いたいという気持ちだけでここまで来たわけで、そこから先はクーがなんとかレンを引っ張っていかないといけないんだよね。シアの境遇はレンのせいではなかったのだけど、思い詰めているからそこまで考えが回らないので。ランジュと落ち着いて話をする機会があれば良いのかも知れませんが。

-ヒトガタナ-(オニグンソウ)

羽々斬奪還に向かう十種と八千代。青江より八千代が一枚上手といったところだったか。前回から八千代の過去に絡みそうな話が軽く出ていたけど、そっちはあまり明かされず。十種の方はかなり明らかになりつつあるけど、やっぱりそれなのね的なストレートな種明かしでしたか。それが作品中でどんな意味を持っているかはまだこれからですけど。

レイン(吉野匠、住川惠)

第二部開始なんだが、話数は第一部から通しになってるし、新連載じゃねーだろくらいのことは言っても良いかなと。原作2巻の内容に入ります。これまでと変わらず着実に原作のエピソードをなぞっているなと。このあたり新キャラの紹介は重要だろうし良いんだけど、また原作1巻こなすのに1年かけるつもりなんだろうか。

バガタウェイ古日向いろは

試合開始。ゾーンディフェンスはチームでの練習量が無いとどうにもならんよね。これくらいに出場メンバーがいるとディフェンスに参加しないプレイヤーが出ても問題ないのですかね。しかしゾーンディフェンスって仕掛けられると攻め方をある程度知っていないと苦しくなるんだけど、どうなんだろう。キャプテン含め上級生は対処出来るだろうけど、素人集団の一年生フォワードだと厳しいかも。個人技で押し切るという手もありましょうが。

エスプリト(筒井大志

外海という世界が危険なのではなくて、外海にたどり着くことそのものが命がけだったのですか。しかしといったところで、前エピソードからトラブルの種が引き続きってのもありか。

パラドクス・ブルー中西達郎、nini)

ついにこういうことが起こってしまったかという内容にて、最初にそうなるのはやはり彼だったか。ただ、名前がそれまで使われていたモノと異なり、アルセウスGTエクスカリバーとされていることや、トリックスターとして話を動かしているイザナミエルとの関係なども明かされるのだろうかなと。次が最終試練だと明言されたけど、どこまでそういった設定は明かされるかとなると、これまでの中西達郎さんの作品のことを考えれば期待薄なんだよねえ。

京洛れぎおん(浅野りん

相変わらずテンションの高い日常が面白い。何だかんだで女性が極端に強い或いは怖いのが浅野りん先生の作品の特徴ではあり、一瞬の本性を忘れて迂闊な言動をすると死ぬのだな。紀ノ川みたいな親父キャラも浅野先生のテンプレート的で安心する。今回メインで重要なのは別の組織が登場しているというところか。次は2月号。連載ペースが隔月ぐらいで落ち着くと良いのですが。