Saratoga

Travers - Summer Bird

馬場Sloppyで行われた真夏のタイトルはSummer Bird
Our Edgeが機先を制してレースをリードし、Kensei、Quality Road、Summer Birdという隊列でレースが進む。向こう正面でSummer BirdはQuality Roadの外に並びかける3番手に位置し、前でもKenseiがOur Edgeに並びかける。3コーナーでOur Edgeは後退し、Kenseiが先頭でその後ろSummer Bird、Quality Roadはやや遅れて、替わって外からWarrior's Rewardが進出。4コーナーではKenseiも失速して、Summer Birdが先頭で直線に入る。内に進路を変えたWarrior's Rewardもそこまでで、最後は外からHold Me Backが追い上げるもSummer Birdを脅かすことは出来ませんでした。3着にはQuality Road、4着が全く目立たなかったCharitable Manという結果。
Summer BirdはBelmont Sに続いてこのレースも制したことで、Mine That Birdとの牡馬二枚看板の地位を守った形。Kentucky Derby直前に離脱してしまったQuality Roadとの勝負と言うことで注目されましたが、ややQuality Roadには10Fでも長いのではないかとも。故障からの復帰2戦目だしQuality Roadに文句を付けるつもりはないが。一方Kenseiは期待外れもいいところ。

King's Bishop - Capt. Candyman Can

Vineyard HavenにPrince Joshua、Everyday Heroesの3頭が先行争い。他にも前に馬が寄るレースになったが、それを見ながらやや離れてレースを進めたのがMunningsやCapt. Candyman Canであった。道中、同厩のVineyard HavenとEveryday Heroesが並ぶ形となり、そのままVineyard Havenが先頭で直線へ。内からMunnings、外からCapt. Candyman Canが追い込む形で3頭の勝負となり、勢いがあるのは外のCapt. Candyman Can。Capt. Candyman Canが馬体を併せて抜きに掛かるところでVineyard Havenが外に寄れてCapt. Candyman Canに接触。そのまま半馬身程前でVineyard Havenが入線したが、当然のようにスチュワードにインターフェアを取られて2着降着の処分が下りました。接戦だったろうが、Capt. Candyman Canが前に出ることが出来たはずなので妥当でしょう。
Capt. Candyman Canは今年7Fを4勝目と得意にしていて、スプリンターにはなりきれないが、こういった舞台では良い馬なのかなと。Vineyard Havenは復帰戦でこれなら上出来でしょう。最後にふらついて接触してしまったのはいただけないが、久しぶりの影響か。Munningsが3着なのだからこの上位2頭は期待出来ます。

Ballerina - Music Note

7FでIndian BlessingだのInformed Decisionを撃砕するってこんなのA.P. Indyとは認められません。
序盤からIndian Blessing、Informed Decision、Music Noteが競り合ってレースが進み、3コーナーでInformed Decisionが脱落、直線でMusic NoteがIndian Blessing以下を千切り捨てるという北米らしい競馬で楽しいレースではありました。Informed Decisionも直線入り口でもう一回来るかと思わせてくれましたしね。

Ballston Spa - Salve Germania

Salveというところに見覚えがあるなあと思えば、やはり母Salve Regina。父Peintre Celebreとなかなかに強烈な組み合わせでした。
Rutherienneはもうお前いい加減にしろよ的な2着でした。前2頭の間をこじ開けて前に出たときは今回は勝つだろうと思いましたが、そういうことをすると逆に差される立場になるという…。