Pure Assam / Tiptree

アリス・ブラッドリー・シェルドンの筆名*1の元ネタとしてジャムなどで有名なイギリスのブランド。紅茶を扱っているとは寡聞にして知らなかったが、見つけてしまったのでちょっと手を出した。ブランド商売という面はあるだろうけど、それはブランドの名に適うと判断してこそではあるし、モノが良ければ何だって良いのですよ。
缶は缶詰の様にアルミのプルトップ蓋で密閉状態になっていますが、一度開けると上に蓋を被せるだけになるのでさっさと飲みきれという事ではあるんだろう。125gだし。
葉はOPグレード。アッサムのブレンドとしては軽く調製されているという印象。そこは好みの問題ですが、より多くの人に受け入れられるのはこれくらいといったところを狙ったのではないかな。水色はアッサムらしく濃くでるものの、そこから想像されるほど重い口当たりではなかったとなるかと。葉の質はさすがに良く、抽出しっぱなしの状態でも飲めなくなる程にはならない。ただ、苦味が強くなってはいくので、葉を入れたまま放置するのは避けた方がよさそう。
優等生なキャラクターであり、ブランドがスタンダードとしても持つのならこういう正統派が好ましいでしょう。奇抜なものはフランス野郎に任せておけば良い。
どうやらTiptreeの紅茶としてはこのPure Assamの他にBreakfast、Darjeeling、Earl Greyがあるようで手近でどれだけ手に入れられるかはちょっと分からないものの、他の銘柄も見つけたら試して見ようかという気にはなる。

*1:James Tiptree Jr.