珍しくペットボトル。

FAUCHON STRAIGHT TEA / アサヒ飲料

普段は全くといっていいほどこうした市販の紅茶飲料は飲みません。
で、アサヒ飲料がFAUCHONの名を騙ってと提携して出しているシリーズ。出始めた頃に興味先行でちょっと飲んだけど、甘すぎないのは良いけどくらいでわざわざFAUCHONのブランドを付けて売るようなものではないと思いました。今回久しぶりに見て、まだこのシリーズで展開してたのかとある意味驚きましたよ。
表示を見るだけで残念な仕様だろうとは思っていましたが、たまにはハズレを引いてみるのも良いかなと思って買ってみました。
まず、ダメだろうと思った部分はとにかく香料が入っていることです。この製品に限ったことではないですが、何で普通の紅茶に香料を入れようとしますかね。クオリティシーズンの茶葉を使ってるというならなおさらです。同時に見た他のブランドの製品でもディンブラやらダージリンやらと茶葉を売りにするのにいずれも香料が入っていました。香料を入れた時点で台無しです。
もう一つはこの製品に固有の問題ですが、キシリトールを使っといてノンカロリーはちょっと。数字は研究者によってばらつきがありますが、キシリトールは一般的に3kcal/gと書かれることが多いかな。EUの基準だと2.4kcal/g。この数字は糖アルコールならキシリトールもエリスリトールもソルビトールも一緒という考え方なんでどうかなってのはあるんですけど。それでもエリスリトールならまぁゼロと言っても問題無かろうが、キシリトールでそれは問題があるでしょう。
味はさっぱりとしていて飲みやすいが、さっぱりしすぎています。香料は気になる程強くはありません。むしろ香料云々以前に全体的な薄さがどうにもなりません。甘味は控えめですが、これも甘味料で作った甘味なので本来紅茶が持っている甘味とは異なります。やはり違和感があります。紅茶と思って飲まなければ十分なんでしょうね。
そもそもの問題はこうした紅茶飲料は冷やす事を考えてタンニンを抽出しないようにして作られているってところですかね。それだったら私だって夏には似たようなものを作りますが、それでも違うのは…薄いからなんだろうなぁ。
これに限らずFAUCHONはブランドを安売りしている印象があってあまり好きではないんですよね。